放蕩の限りを尽くしているぼくは文章を書いてみることにした

ぼーっとTLを眺めていると「小説家になりたければ毎日原稿用紙一枚分の文を書け」という内容のツイートが流れて来た。

 

小説家志望というには他の真面目に小説家を志している人に失礼だが、文を書くことには興味があったし、物書きという看板はぼくの目には魅力的に映った。

 

ぼくは文化人ワナビーだし、何よりも放蕩しながら物を書くような人物へ憧れがあった。

細長い二文字なら最高だ。

 

ぼくは現在雀荘で働いていて、休みの日はもっぱら競馬ばかりしている。二十代も半ばに差しかかろうというのにもかかわらず先の見えないフリーターだ。

 

そんな生活に垂らすエッセンスとしては、物を書くということはまるで南瓜とほうとうみたいにしっくり来る気がした。

 

めんどくさがりな性分だけれどもぜひとも物を書くということで曇りっぱなしの平凡な毎日に風穴が空けばいいなと思う。

 

そんなわけで、放蕩の限りを尽くしているぼくは文章を書いてみることにした。