図書館へ行った。

 

森見登美彦の恋文の技術がお目当だったけれど夜勤明けの睡魔に襲われてあまり捗らなかった。

まともに本を開いていたのは最初の30分くらいで、あとは居眠りの合間にページをめくるような感じだった。途中でいびきを注意されてような気がするけれどもよく覚えていない。もしかしたら夢だったかもしれない。

 

図書館は8時で閉館なのでアルバイトの始まる10時まで金がかからないで居眠りできる場所を求めてウロウロしている。

 

ここ一年くらいはいつも眠たいし、いくら眠っても眠り足りない気がする。

ぼくの精神衛生がたかだかアルバイトなんかのせいで乱されてることは明白だし、それは由々しき事態だけれども、仕事の楽さと天秤にかけて特に対策を講じずにいる。

 

次のあてがあるわけではないし、ぼくは何者かになりたかったが何になればいいのか自分でも分からない。

 

強いて言うなら詩人か高等遊民、でなければ何にもなりたくない。